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主を尋ね求めるものはすべての事を悟る。(箴言28:5)
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星野富弘さんの詩に｢虫がないている ことばのいら
ない虫たちの なんと楽しそうなことか 虫がないてい
る草はらがうたっている｣とあります。毎年今頃は虫の
音を聞きますが、このところあまり聞こえません。でも
この詩を読んだ時、虫たちの声がきこえるようでした。
星野富弘さんは中学校教諭としてクラブ活動の指導
中に頚髄を損傷し、手足の自由を失いました。入院
中に口に筆をくわえて文や絵を描き始めました。｢描
くために花や草を良く観察する。するとそれまで目に
入らなかったところがいろいろ見えてくる。｣(花の画集
｢種蒔きもせず｣偕成社)と彼は言います。
私たちもじっと見つめることの必要なものがたくさんあ
ります。家族、友人、抱えている問題、社会、生きて
いる意味。じっと向かって見ることで新しい何かが見
つけられることでしょう。神様は｢わたしの目には、あな
たは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。｣と私
たちをじっと見つめて言って下さっています。
(教会主事:川島正子)
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